2021年 8月
☆木材自給率??
皆さま”木材自給率”ってご存知ですか? 食料自給率は聞き馴染みがありますかね。 どういう意味か調べてみますと「国内で消費される木材のうち、国産材の占める割合を示す指標」です。 言い換えますと、「どれだけ国産材が使われてるかの割合」といった感じでしょうか。 林野庁が毎年公表しており、2019年のデータでは37.8%となっています。 逆を言えば、6割以上が輸入木材を使用しているという状況です。 日本は国土面積の約3分の2が森林という言わば「森林大国」なのですが、 戦後数十年に渡って「木材輸入大国」となってきた歴史があります。 その背景には、 ・戦後復興期の需要急増 ・安い外国産材の登場 ・林業従事者の高齢化や人手不足等といった様々な影響がありました。 そのような状況ではありますが、2000年を谷底に自給率は上昇傾向にあります。 まだまだ高比率とは言えないものの少しづつ割合が増えてきています。 国産材を活用することは森林の適切な管理に繋がり、 環境保護・災害防止効果・CO2の吸収・地域活性化等々、 私たちにとって有益な影響をもたらしてくれるのです。 ぜひ身近に国産材がどのくらい、どのように使われているかこの機会に見渡してみてはいかがでしょうか!!
丸志木材が日刊木材新聞に掲載されました
⭐︎ウッドショックって?
最近”ウッドショック”という言葉を目や耳にされませんでしたか?? “オイルショック”なら聞き覚えあるけど..という方も多くいらっしゃるかもしれませんね。 ウッドショックは、短期間に起きる急激な木材の価格高騰や供給不足を要因として発生します。 中でも新型コロナが大きな影響を及ぼしており、生活様式の変化に合わせた世界的な建築需要の増加・流通網の滞りなどによって木材の供給不足状態となってしまっています。 日本の木材自給率は3割程度しかない為、外国産木材の輸入量が減少するととても大きな影響を受けてしまうのです。 だったら国産材の使用量を増やせば良いのでは?となるかと思いますが、輸入材の増加によって国産材の供給体制は徐々に減少してきた歴史がある為、一朝一夕には解決できない問題となっています。 このような状況もある中ですが、私たち丸志木材は天竜材の活用を通して長い目で見た林業・住宅業界への貢献を目指しています。 ぜひ国産材活用を通して私どもの取り組みを感じていただけたらとの思いです⭐︎