静岡県の天竜は奈良県の吉野、三重県の尾鷲と並んで「日本三大人工美林」に数えられていますが「そもそも日本三大人工美林ってなに?」という方も多いのではないでしょうか。
人工林とは、“木材として使うために植林された森”です。意外にも、木材として使われる杉やヒノキは天然の森にはあまり多くないのです。そのため、たくさんの地域で木材として使うための森が育てられています。その中でも特に美しい人工林のトップ3が「日本三大人工美林」と呼ばれるようになりました。
美しい森になるためには、定期的な植林や間伐、伐採をして、手入れの行き届いた森の管理を続けていく事が必要不可欠です。
天竜が日本三大人工美林と呼ばれるようになったのも、長い歴史の中でたくさんの人の手によって苦労をかけて育てられた森だからこそ、強く美しい天竜材として親しまれているのです。