2021年 8月13日
☆木材自給率??
皆さま”木材自給率”ってご存知ですか? 食料自給率は聞き馴染みがありますかね。 どういう意味か調べてみますと「国内で消費される木材のうち、国産材の占める割合を示す指標」です。 言い換えますと、「どれだけ国産材が使われてるかの割合」といった感じでしょうか。 林野庁が毎年公表しており、2019年のデータでは37.8%となっています。 逆を言えば、6割以上が輸入木材を使用しているという状況です。 日本は国土面積の約3分の2が森林という言わば「森林大国」なのですが、 戦後数十年に渡って「木材輸入大国」となってきた歴史があります。 その背景には、 ・戦後復興期の需要急増 ・安い外国産材の登場 ・林業従事者の高齢化や人手不足等といった様々な影響がありました。 そのような状況ではありますが、2000年を谷底に自給率は上昇傾向にあります。 まだまだ高比率とは言えないものの少しづつ割合が増えてきています。 国産材を活用することは森林の適切な管理に繋がり、 環境保護・災害防止効果・CO2の吸収・地域活性化等々、 私たちにとって有益な影響をもたらしてくれるのです。 ぜひ身近に国産材がどのくらい、どのように使われているかこの機会に見渡してみてはいかがでしょうか!!