通し貫
お盆を過ぎたら暑さも少々和らいだ気がします。
皆様如何お過ごしですか?檜四十郎です。
お盆前に神奈川県伊勢原市で建前がありました。
プレカットの段階から
「ここは通し貫なので柱の加工に時間がかかるよ」
という話を聞いておりました。「通し貫」とは何か?
会社の先達から聞いたり、インターネットで調べてみると日本古来の従来工法とあります。
普通、斜めに筋交いを入れるところを柱の中心部に貫を通す手法です。
そういえば本などで、城やお寺などのこんな構造を見たような気もします。
建前日の納入の際、拝見させていただきました。
若い大工さんも「自分も初めて見ます」と言っていました。
確かに柱を貫が貫通してます。まさに「通し貫」。
さらに調べてみると通し貫工法は「柔工法」といい、
筋交いを使う「剛工法」(従来工法)と比較などされてました。
基本構造計算ができないそうで、現在ではパネル併用の形が多いようです。
いや、建築は奥が深すぎです。
だからこそ楽しいのですが。本当に日々是精進です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
うちも通し貫でお願いしましたヨ♪
建築士に頼んで・・・材木は天竜ので(※新月伐採木)・・・
通し貫は“虫かご”とも呼ばれるそう・・・で、揺れに対して柔らかく受け流すんだそうです、はい!^^